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四方山話
昭和回顧 2006年6月10日(土)
先日ヤフーからの依頼で書かせてもらった、「美術品購入ガイド」でもちょっとだけ触れましたが、確実に昭和ブームが訪れております。テレビ局は懐メロ特番を多く組むようになりましたし、昨年上映の映画 「always 三丁目の夕日」の大ヒット、そして巷のお父さんたちの間ではフォークソングブームも訪れているようです。そこには現代の機能性優先の味気ない時代を憂い、子供のころの貧乏で粗末ながら人間味のある時代を懐かしむ 昭和回顧 が起こっているのでしょう。
昭和のものは骨董でもアンティークでもない、ただのリサイクルだ!という考えもあるでしょうが、古いものを楽しむという事に関し、江戸や明治のものとなんら違いは無いと思います。リサイクル品はあくまで美意識重視ではなく、機能性と価格を重視した考えではと個人的には思っております。昭和初期の真空管ラジオはアンティークだとして昭和40年〜50年代のトランジスタラジオはどうでしょうか?ただ普通にラジオを聞きたい、安くて手頃なものがリサイクルショップに売っていたので買って、競馬でも聞く、となればこれはリサイクル品、当時は高くて買えなかった憧れのソニーやナショナル高級機、いかにも昭和というデザインで飾って楽しみ、たまには聞いて楽しむ、こうなればこれはアンティークと言えるものです。要するに古いものを自分なりに楽しむ心が生まれる物に関してはアンティークと呼べるのではと思います。ただニュアンスとして骨董と呼ぶには多少抵抗があります。英語で言ってるだけなのにそこには厳然として違いがあるのが不思議な感じですが。
もし皆さんのお宅に昭和の50年代頃までのものが捨てられず眠っていたら、処分する時はごみとして捨ててしまわず、アンティークドットコムで買取してくれそうなお店を探して、次の時代に残してあげて欲しいと思います。今は全く値打ちのない、例えば古くてダサいデザインのネクタイなんかでさえ、懐かしの昭和の遺物として注目される時が来るかもしれませんよ。   飛梅(とびうめ)
バーナード・リーチ展 2006年5月7日(日)
久しぶりに美術館でゆっくりと鑑賞してまいりました。兵庫県篠山市にある兵庫陶芸美術館です。電車とバスでちょっとした旅行気分で向かいましたが、周りの風景も文句なしです。JR相野駅前は田舎の風景がすでに広がり、そこから美術館へ向かうバスの車窓からは多くの窯元が見えるんです。ここは丹波立杭窯のど真ん中、焼き物好きにはたまらない場所でしょう。次回は途中下車して窯元巡りもしてみたい気がします。
お目当てのバーナード・リーチ展、その内容はすばらしいの一言でした。5ステージに分かれた部屋には初期の作品から晩年まで分けて展示してあり、見ごたえ十分、しかも、リーチだけでも満腹、ごっつあんです状態なのに、富本憲吉、河井寛次郎、濱田庄司の名品まで並んでおります。「一個頂戴!」と叫びたくなるようなテンションになること間違い無しです。あまりにのめり込んで、後半はちょっと疲れましたが、山の中腹にあるので景色もいいし、バスの時間までバルコニーのような場所でのんびり過ごすと疲れも癒されます。ぜひお薦めですが、遠くの方はなかなか行けないでしょうし、兵庫陶芸美術館の図録の通販も今日で終了したようです。そこで一冊だけですが、今回のバーナード・リーチ展の図録をプレゼント致します。ご希望の方はここをクリックしてご応募下さい。では、ご応募、お待ちしております。  飛梅(とびうめ)
アンティークドットコムの新企画 2006年4月24日(月)
最近マンネリ化していたサイトに久々の大型?企画が誕生しました。その名も「骨董の値段・アンティークの値段」、どういうページかと説明するまでもない、そのまんまの名前です。一応簡単に説明しますと、カテゴリーごとに分けてあるページに商品写真が、タイトル、日付などと共に掲載されているわけです。ヤフーオークションのようなイメージですが、あのような拡大表示にはなりません。ただし、古くなってもずっと掲載されますので、例えば10年後には(続いていればですが)、10年前の何月何日現在の商品の値段や取扱店などが分かるわけです。今は全然載ってないですが、今後骨董屋さん、アンティークショップの方々から宣伝を兼ねて申込がくればどんどん充実していくことと思います。ぜひご期待下さい。業者の方々、どしどしお申込下さい。(出来れば数多く掲載できる有料コースで!)  飛梅(とびうめ)
ホームページの制作(2) 2005年12月2日(金)
ホームページをご自分で制作されている方は結構多いようです。趣味のサイトはともかく、商売に関わる場合は、最低限の注意が必要です。
ホームページビルダーのどこでも配置モードというのは、初心者の方も簡単に使えるよう工夫されています。ただ、自分のパソコンではちゃんと見えるのに、別のパソコンで見てみると画面がぐちゃぐちゃに乱れているといったケースが起きる場合があります。それは画面の大きさや解像度など、色んな条件のパソコンで見られることにうまく対応できない仕様で作ってしまっている場合があるからです。可能ならば標準モードで制作されるほうがトラブルは少ないです。
またフレームを使用しているホームページはまだまだ多いですが、あまりお勧めはしません。最大の欠点は検索サイトでの表示順位を意識した場合、不利になるという事です。アンティークドットコムはおかげさまで、主要な検索サイトで探していただくとかなり上位に表示されます。例えばヤフーで ”骨董”と検索すると、今日現在で269万件中、第1位!ですが、もしフレームを使用して制作していた場合、この順位にはならなかったか、なるとしても、より時間がかかったと思われます。プロが作っているサイトでは、デザイン上フレームに見えてもそうではないサイトも多く存在します。逆に制作費数十万も支払った見た目の素晴らしいサイトでも、SEO(検索エンジン最適化)を無視したサイトの場合、検索で表示される順位が低く、見つけてもらえる可能性はかなり低い場合もあります。見た目も大事ですが、いかに多くの人に見てもらえるかということがより重要なのではないでしょうか。骨董店、アンティークショップのオーナーの方で、ホームページに興味はあるけどよく分からず敬遠されてきた方、一度ご相談下さい。どの程度時間をかけることが出来るか、どんな事をしたいかによって、独自に制作するほうがいいのか、当サイトの有料、無料コースを使って簡易的にホームページの役目を持たすほうがいいのかなど、判りやすく説明させて頂きます。
 メールはここ  飛梅(とびうめ)
ホームページの制作(1) 2005年11月23日(水)
なんと気がつけば一年も四方山話を書いておりませんでした。骨董、アンティークに限ると話がもたないので、今回よりホームページの制作や更新、SEO(検索サイトの上位に表示させる技術)等の事も含めた何でもありのコーナーに致します。
さっそくですが、当サイト、アンティークドットコムは一部を除き、そのほとんどをホームページビルダーというソフトで制作しております。これは世間一般では趣味レベルのサイトを作るソフトと評価されており、プロ(WEBデザイナーなど)はほとんど使いません。でも、価格的にも機能的にも大変すぐれており、やはり一般的にはお薦めです。とはいっても、本を一冊買って、独学で使い方を覚え、それなりのサイトを作れるようになるには相当の努力が必要です。面倒な方は業者へ頼みましょう。(凝ったものでなければこちらでも制作請け負います!)話が長くなりそうなので今日は制作する上での二言!アドバイス。一つは、ホームページビルダーで制作する場合、なるべくどこでも配置モードを使わないこと、もう一つはフレームも使用しないこと。理由はまた次回に。
  飛梅(とびうめ)
正倉院展 2004年11月4日(木)
奈良国立博物館恒例の正倉院展に行ってまいりました。今回は「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(かえですおうぞめらでんそうのびわ)」がメインのようでした。螺鈿はもちろんのこと、皮に描かれた蜜陀絵が面白いと思います。今回の私のお気に入りは、「鳥獣花背方鏡」です。白銅鋳造の方形鏡で、一般に海獣葡萄鏡とも呼ばれるものです。獅子や、鳥、蝶が美しく躍動的に描かれています。この鏡の収められた「漆皮箱」もとても素敵です。このほか、さまざまな色のガラス玉を銀線で編んだ華籠のような「雑玉幡」、刀子、押出物の打ち付けられた厨子の扉、唐花文錦などなど、天平時代の華麗な世界をしのばせる品々が並びます。
今回の展示品中にある「正倉院塵芥文書第三十五巻 (鑑真奉請経巻状ほか)」は、私は残念なことにあまりしっかりと見なかったのですが、これがなんと、鑑真の自筆の書であるかも知れないとのことです。う〜ん、もっとよく見ればよかった。
みなさんもこの秋、奈良にいらっしゃることがあれば、ぜひ覗いてみてください。
正倉院展 11月15日まで
   侘寂(わさび)
大地震 2004年10月25日(月)
新潟県中越地方の大地震で被災された皆さん、謹んでお見舞い申し上げます。この地震で忘れられていますが、つい数日前、台風で被災された皆様にも改めてお見舞い申し上げます。
土地勘がないとピンと来ませんが、例えば今回の大地震の震源地、小千谷市や十日町には、アンティークドットコムの全国古美術店・アンティークショップ一覧の新潟県エリアをを見ると、数件の骨董店があります。また長岡市にはかなり多くの骨董店、アンティークショップがあります。おそらく大変な被害だと思われます。骨董ファンとしては残念でなりません。どのような状況かは分かりませんが、早く再出発して欲しいと思っております。おそらく全国の骨董ファンの皆さんや業者の方々も同じ気持ちだと思います。ぜひとも元気を出して、頑張って欲しいと心から願っております。  飛梅(とびうめ)
「写経」展 2004年8月18日(水)
久しぶりの雨降りで涼しくなった日曜日の午後、根津美術館の「写経」展に行ってまいりました。
骨董の先生のお奨めの展覧会、大聖武、中聖武がそろって出ているとも聞いておりました。なるほど、ここまで天平経をまとめて堪能できる機会はないのではないかと思われます。お経についてはあまり知識のないわさびですが、やはり奈良時代の伸びやかだけれど、かっちりとした力強い文字に惹かれます。藤原不比等の娘、光明子が亡き両親の冥福を祈って写させた五月一日経や、かの有名な東大寺二月堂焼経なども、すばらしい文字です。そういえば、この時代の官立の写経所の写経生さんたちは、一文字間違うとその分、お給料からいくらか引かれていたらしいですね。そういう書付が残っているを奈良博でみたことがあります。平安時代のものでは、泉福寺焼経 (藍紙金界焼経) が魅力的でした。藍色の地に金界と切金箔が美しく、気品のある文字を際立たせています。いいですね〜。いつかこういうお経の軸を一幅、お宝として持ちたいものです。
「写経」展は、東京、根津美術館で8月22日まで。お近くの方はぜひどうぞ。   侘寂(わさび)
ロンドン見物記その一 2004年8月17日(火)
7月の初めに 2 週間、ロンドンに行ってきました。5年ぶりのロンドンは日本の暑さとは対照的な「冷夏」で、外出にはジャケットが欠かせないほどの涼しさでした。今回はまったくの個人旅行、おもいっきり博物館や美術館に通おうと心に決めておりました。ロンドンには、大英博物館、ビクトリア&アルバート美術館、ナショナルギャラリーなど、見るべきものがたくさんあります。大忙しだな!これから何回かに分けて、私のロンドン見物記をご披露したいと思います。
まずは、大英博物館。門を入ったとたん、今回の旅の相棒の姉がそばで涙ぐんでいます。「だって、本当にここに来れるとは思っていなかったんだもの・・・」と入る前から感激してくれています。ついつい私も一緒にウルウル。正面玄関を入り、グレートコートと呼ばれるロビーに入ると、そこはとても広い空間。外観とは違ったイメージの新しいセンターコートがあります。ドームの中は図書館、ドームの上にはおしゃれなレストランがあります。
さて、大英博物館といえば、やはり最初に見るのはロゼッタストーン。思っていたよりも大きな黒い石でした。文字が読めるわけではありませんが、ここではやはり記念写真をパチリ!続いて、エジプトの考古遺物のコレクションたち。博物館の中に遺跡があるのか、遺跡の外側が博物館になっているのか・・・ エジプトといえばミイラですが、こんなにたくさんここに持ってきていいのでしょうか・・・(化けて出ないのか心配。) 東京の国立博物館には、たしか 1体だけが大切に展示してありますよね。。。 私の見たかったのはやはり、猫のミイラ!ああ、ありました!でも小学生が群がっていて近づけません。やはりネコちゃんはミイラになっても人気者。ロンドンの小学生は社会科見学でここに来るみたい。うらやましい話です。先生の説明をそばでこっそり聞いちゃいました。
さて、日本のものはどこにあるのかと探して回りました。やっと見つけて入った日本のコーナーには、埴輪、弥生式土器、土師器、須恵器など、それから漆器、鎧兜、などなどが少しずつ陳列してありました。ちょっとショボいけど、こんなもんかな。そんな中で目立ったのはやはり、根付のコレクションでした。そして、一番奥にあった柴田夫妻寄贈の伊万里のコレクション。もちろん、九州陶磁文化館の柴田コレクションをご存知の方には、まったく物足りない数ではありましょうが、日本のものを見るとやはり心が落ち着きます。
陶磁器類の陳列で目を引いたのは中国陶磁でした。漢の緑釉、唐三彩、宋白磁、元染、竜泉窯青磁などが、ガラスケースの中に所狭しと並べられています。日本の博物館では考えられないような贅沢な陳列方法。そうそう、地震がない国だからね、ここは。。
このほか、去年の東博の「アレクサンダー大王と東西文明の交流展」に来ていたゴールドサンドイッチのガラスの鉢に再会したり、アングロサクソンの石碑に白鳳時代の軒平瓦とよく似た葡萄唐草文様をみつけたり、李朝のすばらしい白磁の大壷に出会ったりと、もう驚きと感激でいっぱいの大英博物館一日目でした … 続く …   侘寂(わさび)
初期伊万里展 パンフ画像(ちょっと重いです) 2004年7月9日(金)
うだる様な暑さって言いますがどんな暑さなのでしょうか?うだるをパソコンで変換すると「茹だる」と出てきます。なるほど、意味がわかりました。釜茹でにされた石川五右衛門くらい暑いという事ですね。
さて、大阪はまさに茹だるよな暑さでした。何もこんな日に、とも思いましたが、大阪歴史博物館の初期伊万里展は12日まで、行ける時に行っておかないと終わってしまう。そう思って暑いさなか、とぼとぼと行って参りました。今回の特別展のすごいところは、いわゆる初期伊万里だけではなく、伊万里の初期の頃の作品という事で、古九谷様式の名品も数多く揃っていたということでしょう。
前半の染付の初期伊万里の数々に圧倒され、後半の青手の古九谷の皿の前でため息をつく!骨董ファンなら大体こんな感じではないでしょうか?贋作が多いことでも知られる初期伊万里ですから、コレクターの方はぜひとも見ておくべき特別展かもしれません。と言ってももう終わりですが… 帰り際、出口付近でお決まりの特集にちなんだはがきや本が売っています。その中に今回の初期伊万里展の図録もありました。高台側の写真も数多く載っており、素晴らしい本です。もちろん自分用に1冊買いました。
そうだ!これを数冊買ってアンティークドットコムの読者?の方へプレゼントをしよう!と帰ってきてから思いつきました。「どうも、すいません」(林家三平風)  飛梅(とびうめ)
台風接近 2004年6月21日(月)
「てきや殺すにゃ刃物は要らぬ 雨の三日も降りゃあいい」 大好きな寅さんが鄙びた旅館でこんな台詞を吐いた事を思い出しました。今日は京都の弘法さん。有名な東寺の五重塔の下で賑やかに開催されます。が、今日はまもなく台風が関西に最接近、きっと早々に諦めて休業のお店も多いでしょう。少々の雨なら皆さんビニールシートなどで雨をしのいででも商売に勤しむのですが、今日は危険。雨とともに風が強いのは露天にとって命取り!(別に露天経験があるわけじゃないんですが)きっとお天道様を恨んでいることでしょう。ただ、25日の北野天満宮の天神さんにも重複して出展しているお店が多く、大体どちらかは晴れるので、25日に勝負!と気合十分の方もいらっしゃるでしょう。きっと晴れますよ!天気予報を見てみれば、25日の京都は、あ、あ、雨〜 惨いです。
話は変わりますが、19日は京都大骨董祭に行って参りました。人出は多く、ゆっくり見るのは困難なほどでしたが、なんせ京都人ですから目は肥えているし、買い物も慎重です。知り合いの業者さんも「全然ダメ!さっぱりや!」と諦めの表情をしてる方も。雨が降らなくても刃物は要らぬか?数年前と比べれば、いいものの値段も安く手頃になってきて、買い時だと思うのですが。ちなみに私は何も買っておりません。やっぱり17日に東洋陶磁美術館へ源内焼展を見に行ったのがいけなかった!そこの源内焼はもちろん、常設の李朝、高麗、織部、唐津のあまりの素晴らしさ!ガラスにへばりついて、アホみたいに見て参りました。ガラス越しに眺めるものと手元において愛でるもののあまりの違いに、見れば見るほど愕然としたのでした。   飛梅(とびうめ)
百寺巡礼 2004年6月12日(土)
池袋西武イルムス館 2 階の、五木寛之の「百寺巡礼」展に行ってきました。
土曜朝(関東エリア)放送中の同名の番組の奈良・北陸・京都編の紹介で、これまで放送された番組をまとめた DVD の発売に合わせた展示会という具合のようでした。各ポイントでDVD の画像が流されており、つい買ってしまいたい衝動に駆られてしまうところは、企画者の思うツボ!おまけに秋には「百寺巡礼」めぐり旅まで計画されているようで、五木さんすごいですねぇ。(ちなみに侘寂は、五木さんの恋愛ものは読んだことはなく、蓮如や二上山の話などが大好きです。)
さて、展示会には、一緒に奈良へ旅行した友達と行ったので、ああ、この当麻寺の中将姫の像は、やっぱり当麻寺にある方がすばらしい!当麻寺といえば、あそこの四天王をもう一度見たいねぇ、などと各寺の展示の前で話が尽きません。法隆寺夢殿の救世観音を見てほしいと友人に言えば、友人の方は浄瑠璃寺の吉祥天女像は必見だと話すしで、結構盛り上がってしまいました。残念なのは、ほとんどの展示物がレプリカ、つまり複製だったことです。家にある古瓦お貸ししましょうか、と思った方は多かったのではないでしょうか?これで入場料 800円では… と考えつつ、最後の物品販売所で、般若心経の T シャツを見つけ、「わっ、紺紙金泥経みたい!」とよろこび、紺色で M サイズありませんかと店員に尋ね、L サイズしかなくて渋々買うのをあきらめて帰ってきた、仏教美術初心者のミーハーな私でした。     侘寂(わさび)
人の振りみて 2004年6月7日(月)
先日、奈良国立博物館の『法隆寺展』に行ったときのことです。高校生くらいの娘さんとお父さんの二人連れをみかけました。父が生きているときにもっと一緒に博物館通いに付き合っていればよかったなと、いつも残念に思っている私は、その親子連れを見てとてもほほえましく思いました。
さて、今回の展示のひとつ玉虫厨子の左側面の捨身飼虎図は、お釈迦さまの前生である薩捶王子が、飢えた親子の虎に自分の身を与えようと崖の上から身を投げ、餓虎の餌食となるという光景が描かれています。さて、この図の前で件のお父さんが「これはね、お釈迦さまが修行中に、おなかをすかせた虎にであって自分を・・・」あああ〜?! お父さん、それではお話がちと違いまする!修行中のお釈迦様が虎に食べられてしまっては、その先はどうなりまするか!
しかしこの時、私はほんのちょっと前の自分のことを思い出しました。何の基礎知識もない友達をさそい、東京国立博物館の『空海と高野山展』でえらそうに色々説明して歩いたのでした。もしかして、あの時、私の話を近くで聞いて、法隆寺展での私のように「あんた、そりゃ違ってるよ!」と思った方があったかも知れません。人の振りみてわが振り直せ。今度から人に説明することになるときには、しっかり予習してからにしようと思ったのでした。     侘寂(わさび)
フジテレビに電話! 2004年4月23日(金)
フジテレビ朝8時からやっている番組 「とくダネ!」 好きでいつも観ているのですが、その中のニュースで島根か鳥取かの美術館で4000万円以上の被害額の盗難があったとのこと。人間国宝藤原雄作のもの数点とともに、この美術館の看板ともいえる、桃山時代の備前矢筈口耳付水指(ヤハズグチミミツキミズサシ)も盗まれたとのことです。館長さんは大変がっかりされておられましたが、ここで気がつきました。画面の下に出るテロップ?ですか。あれが 水差しになってるんです。これは骨董、もしくは茶道をされている方々にはちょっとばかり引っかかる!しばらく待っても訂正する気配もない。そこでインターネットをつかってフジテレビを調べ、電話しちゃいました。受付から担当へ替わり、教えてあげたのですが、「訂正する保証は出来ないので」との言葉どおり、最後まで番組内では訂正がありませんでした。まあ1000人中1人が気になる程度の間違いならこんなもんか?もしかして自分は日本有数の暇人のおせっかいか?     飛梅(とびうめ)
挨拶 兼 オークションと店頭販売 2004年4月1日(木)
オークションが市民権を得て、近所に骨董屋さんがなくても、蚤の市がやってなくても、気軽に骨董、ガラクタを買えるようになった方も多いでしょう。そういう面ではとてもありがたいものであると思います。が、残念ながら、そういうものには必ず、その利用人口に比例して、いやそれ以上に悪い奴が出てくるものです。それ以上というのは当然、店売りなら顔も出てるし簡単に逃げるわけにもいかず、そうそう悪い事も出来ないものですが、オークションとなると非常に身元を隠し易い!だから盗品など売り捌くのにはもってこいと言う代物です。もちろん盗品など大げさではなくても、疵(キズ)や時代のトラブルは非常に多い!なぜか!それははっきりしてます。実物を見ることが出来ない!これは売る方には都合がよく、買う方にはリスクが大きい!故に、オークションの相場は、一般的な相場に比べ3〜7割と言われている所以です。
写真を見て、ほぼ真贋が分かるレベルに到達してる兵(つわもの)以外、自分の眼で見て買うより、3〜7割の確率で思っているものと違うものが箱の中から現れることになるんです。その事実をしっかり認識してオークションを利用しましょう。どうしても欲しいもの、探しているものがどこどこのお店にあると分かれば、一度見に足を運び、値段も大いに交渉して、なおかつプロのありがたいお話を聞けるというのも魅力ではないでしょうか?このサイトは、インターネットを利用して骨董を売るのではなく、骨董を愛する者の大原則、実物を見るために足を運んで、いい物を見つけるということを少しでもお手伝いできればと考えて誕生したものです。いずれ何らかの販売ページなど出来ないとも限りませんが、今のところ、骨董店、アンティークショップの新着商品、自慢の逸品など、日々更新していくサイトとして運営していきたいと考えております。しばらくの間は、登録店が少ないと思われますが、軌道に乗れば、骨董を売る側にも探す側にも大きなメリットがあるサイトとなります。ぜひ、先を見据えて、このサイトを訪問してください。訪問者の増加が加盟店の増加に繋がり、検索サイトの上位にランクされることに繋がります。そしてまた訪問者が増える!加盟店も増える!膨大な情報を持てば、一大骨董サイトとして認知されることでしょう。皆さんのお近くのお店だけでなく、ちょっと足を延ばして骨董を探しにいったのに、いいものがなかった!まだそれならまし、店が開いてなかった!などというショックを減らすため、日夜励んでいきたいと考えております。すべての骨董を愛する方々に的確な情報をお届けいたします。応援よろしくお願いいたします。     飛梅(とびうめ)
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